今年のフェスが終わった
それと同時に今まで共に頑張ってきた仲間の脱退もきまった
今年から明らかに様子はおかしく、フェードアウト、もしくは域にあり連絡が取れなくなる可能性があるとは思っていた
その予想は的中し、連絡は殆ど取れなくなり、フェスの会議にも殆ど顔を出せなくなった
きっといそがしいのだろう、そう思っていた
だが事実としてこのフェスの事を考えるのがしんどくなったのだと言う
そうか、かつて一緒に頑張ろうとしていた仲間ですら、
しんどくなったからやめる事もあるんだと学んだ
それだけ特別な人だった
しかし皆と同じように、辞める選択をとった
仕方がない
何も間違ってない
しんどいのに続ける必要はない
人の気が変わる事は、よくある事
人が離れていく事にはもう慣れた
こういうものなのだろうか
これはカルマなのか
１０年位前にも同じことがあった
バンドをやめたいと言われ、代わりに僕が入った
そして曲が一新して新しいバンドになった
結局そのバンドも長続きはせず、一年くらいしか続かなかった
一番新しく入ったメンバーに辞めたいと言われたからだ。
これを書いていると、どうやら僕の人間性に問題があるようだ
まあ正直言って、きつい部分もある
はっきり言うところもあるし、性格的な部分で
何かに向かっているとき、きつくなる部分が出ているのはよくわかる
今年のフェスをやるにあたって一つ決めていたことがあった
今年のフェスは無理をしない
１０年目となるフェスとしては、いかがなものだろうと思える目標だった
まぁこのご時世的にそういうふうに設定したのだけれど
２０２０年、毎年毎年出来る範囲で頑張ろうとしていたが、結構いいものは出来ていたと思う
最後の最後で最悪な事が起こり、中身としては良かったが、思い出としては最悪なものになった
今ではいい思い出になりそうな気がしているという段階
そしてその時、大事な出演者でもあり仲間であり家族である人のインド入りが難しくなった
結果として僕の配慮不足として認識している
三年ぶりに開催した今年のフェスではまた大事な仲間が一人辞めることになった
随分無理をして頑張ってくれた
僕自身そこに甘えていたのだろう
がしかし、いつしかやる気が無くなって言っている事に気づき
少しずつお願いすることを減らしていった
仕事や家族で忙しいのも理解していた
こういう結果になってしまって、ふがいなさと同時に
悔しい気持ちにもなる
一体どうすればよかったのか、何が正解だったのか
わからない
結局つまるところ、私の人間性の話なのだろうと自覚している
そしてカリスマ性、優しさ、
そこが欠落しているからこそ人が離れていく
決して落ち込んでいるわけではない
かといって、この事に関して開き直っておるわけではない
こういう時は人生長く生きていれば腐るほど出てくる
当たり前に
人が疎遠になっていくのは、過去にも経験したが
今考えれば僕自身の問題も考えられるし、その人自身の興味が無くなった可能性もある
今こうして何年もたった今も連絡を取らないのは
お互いに必要としていないからだろう
どちらかが必要になったときは、連絡するし連絡してくる
悲しいかな、その世界をつくっているのも自分という事実
このフェスは続ける事は楽ではない
母体はJICだけど現実として動いている人は完全にボランティア
自分の時間を削り
数カ月前から準備をする。一日だけのために
もうだいぶ開き直って疲れとかはなくなった
今まで力んできた部分の力の抜き方もだいぶ分かって来た
今年のフェスは成功した
反省は正直腐るほどある
三年ぶりで忘れていた部分を大分思い出した
来年、もし大きなバンドやアーティストの出演が決まれば
周りからの目や興味を持つ人たちが増えるのも分かる
ただそれは本物ではない
今年こういう大変な時に出演を決めてくれたバンド、ソロミュージシャン
感謝している
来年もまたフェスは開催するだろう
その為に、毎年フェス終わり
一緒にがんばった仲間たちとともに、あとかたずけをして
次のフェスにも使えるようにしっかり時間をかけてメンテナンスしている
これはとても時間がかかる
主要メンバーが帰ったあと、延々とその作業は続く。
フェス開催して二週間、ようやく終わりが見えた
正直本当は面倒くさい、こういう作業は
楽しい所だけやっていたい
そういうわけにはいかない
誰かがやるしかない
それが言い出しっぺの義務なのならば
悲しくなってくるが、
また忘れて開き直って
来年もしたくなるのだろう
どうしようもないな
おわってからぐちぐちいうところも
本当にしょうもないな