生徒からの質問

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良いドラマーになるにはどれだけ練習すればいいですか?

度々生徒に質問されます。

特にインド人の生徒はどれくらい練習したら上手になれるのかを知りたい気持ちが強いと感じます。

自分の中にタイムリミットを決めているのかもしれないし、経済的、勉学的に自分の与えられた猶予を逆算して取り掛かっているのかもしれません。

とても大事なことだと思います。

そしてそれは同時に私たち教える側の質が問われてきます。

その生徒に合った指導方法、指導スピード、その生徒の目指す終着地点の理解とそこに到達できるまでの適切なプロセスを考えなくてはいけません。

ただドラム教えるだけじゃいけないんですね、ドラムスクールを始めてからこの点に気付きました。

以前この質問をされた時に、僕は彼に一日どれくらいの時間を練習に割いてる?と聞いたことがあります。

すると、その彼は勉強が忙しいから先週は3回しか練習していません。

と答えます。

僕は3回の意味が分からなくて、何分じゃなくて何回とはどういう意味なのか?と聞くと

基礎錬を3回往復して練習したので3回でした、と話してくれました。

その人によって、基礎錬をどれくらいの集中力で臨んだのかは知りませんが、少なくともレッスン時の演奏を見ていると、そんなに練習の成果は見られません。

先週とちっとも変っていないのです。

そこで考えること。僕はインドの学生は忙しいの事を知っています。

しかし、練習をしてきたかと聞けば、宿題がたくさん出たり、試験があったりと忙しくてそんなに練習が出来ませんでした、とかなりの確率で返答します。

そういう生徒はそこまでしか伸びません。

本当にドラムが好きで向上心がある生徒は、先生からそう聞かれたら、言い訳はしません。僕は生徒の言い訳を聞かないとは言いません。

彼らは言い訳をしなければならないほど、学生は本当に忙しいのです。

しかし、毎度毎度言い訳をしていた場合、その時点でドラムの上達はそこまでで終わります。

ドラムは課題や目標を見つけ、それに向かって練習して練習して練習して失敗して落ち込んで、また練習して練習して、少し前に出来なかったことが少し出来るようになって、束の間の喜びを感じて、また壁にぶつかり、練習して練習してという繰り替えしの中で成長、上達していきます。

どれだけ気持ちを込めて練習で一打一打、打っていくことが出来るかのか、

また、その練習をして打っている時にも、自分が実際のステージで演奏をしているイメージを持ちながら練習する事もすごく大事なことだよ、とNo Problem International Music  Schoolの生徒たちにも口酸っぱく伝えています。

練習や経験の数はステージに立った時にわかりやすく出てきます。

しかも練習で出来ないことは本番では出来ないという言葉の通り、本番のみいい演奏が出来る事はまずありません。

一打一打に音魂を宿すつもりで、練習も本番も関係なく、心をこめてやることが、上達への方法だと思っています。

毎日練習をしてうちに目に見えない感性のようなものも身についてきます。

その結果何が得られるか。

それは、色んな曲や様々な国の音楽を聴いたときに、即座にリズムをキャッチし、自分の中でこれだと思うリズムを見つけ、セッションに混ざりこむ。

初めて出会った同士なのに、その音楽に混ぜてもらい演奏することが出来ればとても楽しいですよね。

僕がドラムをしていて分かったことは

決して近道はないけれと、たとえ遠回りして手に入れた技術、経験、ご縁は、これから自分を助ける大きな財産になるという事です。

だからその一打一打の練習だったとしても、将来必ず役に立つ時がくるよ、と

生徒にこれからも伝えていきたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

ナマステ。

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