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CICADA

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この時期になるとセミたちは一斉に鳴き始めて夏の最中を感じさせてくれる。
セミの一生は何年なのだろうと調べてみた。アブラゼミは羽化してから一か月は生きるという結果も出ているそうだった。
こんなに暑くて大変だろうなと思う。
セミになったことがないから分からないが、セミの生きる環境もまた過酷だと言える。
鳥からも襲われ、昆虫からも狙われ、車にも轢かれ、壁に激突もしてしまう。

そんな状況の中で相手を見つけ交尾をしまた子孫を残していく。
セミの交尾はとてもリスキーだ。
おしりとおしりをくっつけて性行為を行うので、(言い方間違っているかもしれませんが)その最中は飛ぶことが出来ない。
しかし、その最中にもし天敵に狙われようものなら全速力で逃げなくてはならない。おしりをくっつけた状態で。

それは相当息が合っていないと同じ方向に飛ぶのは難しいだろう。

だいたい、逃げてもそんなに飛べず、地面に落ちてしまうだろう。

この間、そんなカップルのセミが炎天下の道路の割と真ん中よりにいる事に気が付いた。僕は自転車をのっていたが目がいいのですぐに無視とかには気が付く。好きだから。

そんな状態だと、いつとりに食べられるか、車にひかれるかわかりゃしないと思った僕は木の枝に彼らを掴まらせて、多少てこずったが何とか道路わきの枝に停まらせることが出来た。

彼らはとても怯えていたようだった。本当は一目散に逃げたいはずなのにおしりがくっついているから逃げられない。

でもおしりがくっついているから、二匹とも枝に停まらせることが出来た。

僕はセミが好きなので、道とか、玄関の脇であおむけになって打ち合わせ動かなくなっているセミを見ると起こすか、捕まえて近くの木かもしくは停まれるところにとまらせることにしている。

何故ならセミが好きだから。

小学校の自由研究の時にセミの模型(8倍サイズ)を粘土で作って着色した。親にも褒めてもらった記憶がある。

それだけセミが好きで、夏休みもほぼ毎日弟を借り出して蝉取りに行った。
蝉取りの技術は父から学んだ。

昨年ベビーシッターの仕事をしていた時、この虫取りの技術が男の子たちにうけて、虫取りシッターとして需要があった。有り難かった。

その時カブトムシがどうしても散りたいっていう男の子の仕事が入って、僕は前日に下見に行きました。都内でカブトムシが取れる公園はどこだろうとおもって。そうしたらにある公園だったので、シッターする前日に餌を仕掛けに行ったんですね。そんで、シッター開始前にまた見に行ったらたまたまカブトムシがいて、捕まえることが出来たんです。

そのカブトをもってシッター先へ迎えに伺い、その旨を軽く話してお母様へ預けると、それを見た子供がとても喜んでくれて、僕もその時はベビーシッター冥利に着いたと言いますか、本当に嬉しかった。

その後、その彼とまたそのあと一緒に公園へ行って、トンボ、セミ、カミキリムシ、とかとかを一緒にとったんですね。彼も撮り方を知らなかったけど、教えていくうちにどんどん上達してきて。

また昆虫を愛してくれる人が増えたなとおもって、最高の気分いなりました。

今日はこんな虫にまつわるお話をしました。
僕は虫が好きで、幼少の時は虫が好きすぎて、かなり残虐な事もしました。

しかし、大人になり、様々な経験をしてから
虫とはいえ一つの命に違いはなく、出来る範囲でなるべく大事にしていこうっておもったよって話です。

蚊とかGOKIとかは好きではないので、かわいがる対象ではありませんが命は命。

聖人ではないのですべての生き物の大事にとは言えないけど、出来る範囲で命ある者たちを大事にしていこうと思います。

いい人だなって感じで締め括るのもあれなんで、最後に言いますが、僕は歩く時下を向いて歩き、出来るだけ蟻を踏まないように歩いています。

夏がもう始まってしまった。2019

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